とりかえっこある百姓が家畜小屋のふんを片付けているとき、一粒のからす麦をみつけた。 女房のところへもっていくと、女房は暖炉に火をいれたところだった。 百姓はこういった。 「なあ、かみさんや。ちょっとこっちをむいてくれ。かまどの火をかきおこして、このからす麦を焙るんだ。 かまどから出したらようく搗きくだき、細かい粉にしてゼリーをつくり、皿によそってもらいたいのだ。 そうしたらおれが王さまのところへそのそのゼリーの皿をもっていこう。 なあ、そうすれば、王さまはわしらに褒美をくださらんかな」 さて百姓は王さまの前に出て、ゼリーを盛った皿を献上した。(続く) アファナーシェフ ロシア民話集より |
短評 この話は、このあと王さまにもらったものをいろいろとりかえていくような展開になります。 日本民話のわらしべ長者はハッピーエンドですが、この話ははたしてどうか。 競輪などにたとえれば、全部のレースに手を出すのはヤリすぎという教訓ばなしとも読めます。 程々がよいようですが、程々ってどのくらいだ… |
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